上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top
クラスメイトの多くがCapital Raisingの授業を選択した中、Social Entreprenurshipの授業を選択しました。
基礎はMBAで抑えられたので専門的なファイナンスの技術は日本で本でも学べるし、それ以上に今後の仕事においてファイナンスはスペシャリストに任せてもう少しゼネラルなマネジメント領域(戦略&組織行動)をやりたいですし、依然として根底にある“business for what?”という興味を深める上では社会起業というように訳される分野を触ってみようと思った次第です。

さらに、オバマ大統領もsocial innovation unitとして数十億円のファンドを立ち上げることを表明してたし、今後の流れの一つになってくると思うからです。

そしてもう一つ、NPOおよびチャリティーに対する疑念がありました。
もちろん目的は素晴らしいと思うし全てがそうかは調べていないので根拠はありませんが、、、
理由は以下の3つ。

?sustainble(持続可能)ではないから。運営資金を寄付に頼る以上、寄付が途絶えた途端、事業は終了する。self-supportingではないからといった方が良いかもしれません。自立していないから不安定。

?accountability(説明責任)を果たしていないから。はっきりいって不透明すぎです。
“アフリカの子供のためにご支援を”ってどこに使われているのか、誰がどのようにいつ? 大手チャリティーなんて尋常じゃない官僚主義の温床だと思うゆえ、チャリティーの大半はマネジメントコストにいっているのではないか?と。

?専門家気取り。こんな話を聞いたことがあります。
“津波で漁船を失った漁民にNGOが新品の船を30台寄付した。漁民は10台で十分と言ったのに、多い漁船があれば多い収穫量となり経済的に潤うから受け取るようにというNGO。漁民の真意は10台分でとれる魚以上に収穫すればエコシステムを破壊し将来に引き継げないというものであったにも関わらず、自分たちの方がknowlegebleであると信じて疑わずに全く耳をかさなかった。結局不要な20台は漁民たちにより別の場所へ無料でプレゼントされた”という現場の実情よりも、自分の専門性による分析が有効という、誤った信念によるリソースの無駄使いの話。

ということで授業です。
Skoll Centre for Social Entrepreneurshipという世界でも最先端の社会起業に関する研究所がビジネススクールにあり、そこの先生が教鞭を取ります。
ちなみにSkollとは、Mr. Jeffery Skoll、スタンフォードMBA在籍中に起業したのがE-bayです
お?なぜかスタンフォードでなくオックスフォードにdonation。

そして講義の第一声、“寄付をしてはならない。”

よし、この授業、何かつかめそうだ。

419Blb1n1aL__SL500_AA240_.jpg
(Dead Aid: アフリカの多くの政府は寄付に依存しており自立が出来ないだけでなく、寄付金が政治腐敗の温床となっているという内容の本です。)

授業はsummer electiveということで、ExectiveMBA(平均年齢が37歳くらいのシニアレベル対象のMBA)とともに1週間、毎日みっちりと受けたのですが内容もSocial Innovation/ Market Solution/ Thid Sector Solution/ Public Sector SolutionといったNGOやチャリティーに変わる社会起業の形式だけに留まらず、Performance and Impact/ Social Investment/ Venture Philanthropy/ Legitimcy and Governnanceまで幅広くカバー。

さすがに毎日3時間、または6時間の講義をぶっ通しで6日間やるためのケーススタディー用意や資料通読は、“オックスフォードMBAは頭と体を最後の最後まで容赦なく鍛えてくれるなぁ”と思いましたが(笑)、パートタイムのEMBA学生の75%はこの一週間のために海外から来ているとのことで、まだまだそれごときで疲れるなんて自分は甘いなぁとも感じます。

授業の詳細は割愛しますが、上述の3点の疑問はこの授業により立証されました。
例えば寄付団体が実際に寄付事業に回している資金はなんとなんとたったの5%。残り95%は団体自体を管理するために使われています。(1000円寄付しても50円しかend userに届いていません!)
そしてその950円の集積の分け前を狙ってむらがる腐敗の温床。団体は大きくなればなるほど権益争いに時間と労力が割かれていくわけです。
(たしかに1000円の寄付をするとき“アフリカ難民を助ける”といった大目標は理解して寄付しますが、それがどのようなオペレーションのスキームで使われているか、そんなこと寄付するときに考える人なんてほぼ皆無ではないでしょうか。)

またケースではAcumen Fundが登場。この団体は寄付によるSE啓蒙を2003年に終了し、全てをequityかloan guranteeに変えることでマネジメントにも踏み込んだinvolvementをモットーにしています。

長くなりました。やはり自分の中で興味がある証拠です。
自分の関心ある分野が鮮明になるということもMBAの次へのステップを考える上では、良い役割をMBAは担っていると思います。ただの授業ではなく、留学生活を通した自己発見です。

P7023614.jpg


←拍手
スポンサーサイト
2009.07.05 Sun l 未分類 l top
  1. 無料アクセス解析
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。